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(『ハンドルおおさか』の記事についての問い合わせは
   自交総連大阪地連=電話06-6649-5221へどうぞ)

織化で労働条件改善へ
バス労働者へむけ宣伝
宮城地連
 (『自交労働者』2014.11.15)
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ビラを配布し対話する宮城の仲間=10月11日、仙台駅

 【宮城】宮城地連は10月11日、仙台市で貸切バスの乗務員むけに宣伝行動を行いました。
 この日はよさこい祭りやコンサート等が開催されるため、多くの観光バスが動くことを予想して実施しました。見込んだほどの数には配布できなかったものの、受け取りは良好でした。
 今年の3月に北陸自動車道で宮城交通の夜行バスが衝突、運転者ら2人が死亡、乗客ら26人が重軽傷を負う事故が起き、バス労働者の労働条件改善が緊急課題となっています。そうしたなか、闘う労働者が組織されていないことが最大の問題となっています。参加した仲間は自交総連に結集して一緒にたたかおうと呼びかけました。

現地着発で食事も取れない
余裕のない運行実態が明らかに
大阪バス部会 定例早朝宣伝
 (『自交労働者』2014.10.15)
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待機中の乗務員にリーフレットを手渡す大阪地連バス部会の仲間=9月30日、新大阪駅

 【大阪】大阪地連バス部会は9月30日、毎月定例のバス乗務員にむけての早朝宣伝行動を新大阪駅で行いました。
 駐車中の観光バスのほとんどが、会員募集のツアーバスと、温泉宿泊地の定期送迎バスでした。定期送迎のバス乗務員は「一日往復540キロ走っているが、遅れが生じると現地着発で食事もとれない」と昨年8月から実施されたワンマン運転の上限ぎりぎりでの業務で、余裕のない運行実態が明らかになりました。
 これは氷山の一角で、日帰りツアーでは1日の拘束時間が16時間ぎりぎりで、渋滞などがあれば「改善基準」の制限を超える行程が多く組まれています。
 バス部会は「改善基準」の問題について解説するとともに、運動への参加を呼びかけるリーフレットを配布しています。

理論武装し対応を
総括学習会で意思統一
大阪地連バス部会
 (『自交労働者』2014.9.15)
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団結ガンバローで締めくくる大阪バス部会の仲間=8月28日、大阪・自交会館

 【大阪】大阪地連バス部会は8月28日、2014年度総括学習会を開催し、14年度総括と新役員の選出を行いました。
 主催者あいさつで服部会長は「4月に新運賃が公示されたが、来年3月までは旧運賃契約が残るので、一足飛びには解決しない。そうした点を国交省交渉でも指摘し安全確保の施策を進めるよう求めた。さまざまな運動を進めるうえで、バス部会は組織拡大が最優先課題になっている」と奮闘を呼びかけました。地連・秋山委員長は、バス運転者が足りないと新聞報道されていることについて、「労働条件改善のチャンスととらえるべきだが、低賃金の外国人労働者導入を企図している可能性も考え、理論武装して対応しなくてはならない」と話しました。
 学習会では、地連・庭和田書記長が「労働組合とは」と題し、体験談も交えながら組合幹部の基本的なスタンスについて講義しました。

改善基準は実態に合わない
バス事故で東北運輸局と交渉
宮城地連
 (『自交労働者』2014.8.1)

 【宮城】宮城地連は7月7日、今年3月に発生した宮城交通のバス事故に関して、東北運輸局との交渉を行いました。
 組合側は、事故の原因について、長時間の拘束や連続勤務、市営バスの委託による乗務員不足を指摘。局側は、改善基準の枠内であるとしながらも「(改善基準は)あくまで最低基準だからこれを基準としてはならない」と、改善基準が実態に合わないことを認めました。
 そのほか、運行保安要員(バスガイド・車掌等)の同乗義務付けを通達するよう要請し、局側は検討すると応じました。

旅行業者にバックしたら同じこと
新公示運賃について聞き込み
大阪地連バス部会
 (『自交労働者』2014.7.15)
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機関紙を手渡し対話するバス部会の仲間=6月24日、新大阪駅

 【大阪】大阪地連バス部会は6月24日、毎月定例のバス乗務員への宣伝を新大阪駅で行いました。
 地連作成の機関紙とリーフレットを待機中のバス乗務員に手渡し、「声をあげなければ何も改善しません。共にたたかいましょう」と呼びかけました。また、4月に改定されたバス公示運賃についての聞き取りも行いました。対話した乗務員からは「本当にバス運賃が上がるのなら少しは楽になる」「今までが安すぎた」「料金が上がったらお客さんが減るかも」「インバウンドが安すぎる」「旅行業者へバックしたら同じこと」などの声がありました。

 

改善基準見直せ、車掌同乗義務化を
北陸道バス事故
宮城地連・バスユニオンが運輸局に要請
 (『自交労働者』2014.4.1)
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運輸局に要請を行う宮城の仲間(右)
=3月13日、東北運輸局

 3月3日午前5時10分頃、富山県内の北陸自動車道で、仙台から金沢に向かっていた宮城交通の夜行バスが、サービスエリア内のトラック2台に衝突。運転者と乗客一人が死亡、24人が重軽傷を負う重大事故が発生しました。バスは二人乗務で、一人は床下の仮眠ベッドで休憩中でした。運転者の事故前の勤務状況は改善基準告示等の違反はないものの、人手不足から11日間連続勤務だったとされています。
 今回の事故を受け、宮城地連とバスユニオンは3月13日、東北運輸局に対して緊急の要請を実施、改善基準告示の問題点を改めて指摘するとともに、車掌(安全要員)の同乗義務化などを求めました。
 局側は、事故の原因については、運行管理や法令違反の有無などを調査中であるとしながらも、局としても対策本部を設置してとりくんでいるところで、要請事項も本省に伝えると回答しました。

 

事例調査で基準緩和はしない
貸切バス
国交省交渉で当局が回答
 (『自交労働者』2014.3.15)
昨年8月に東北道で追突事故を起こしたクルージングワールド社の車庫=1月25日、千葉県成田市
交渉する大阪、宮城の仲間(左)=2月27日、国土交通省

 自交総連は2月27日、大阪・バス部会、宮城・バスユニオンの代表と一緒に国交省交渉を行いました。

 交渉では、同省の瓦林旅客課長がバス協会での講演で、交替運転者配置基準の「限界事例を調査する」として基準を一部緩和する意向を示したと業界紙で報道されている点について、決めたばかりの基準を緩和するのかと追及、省側は、「報道は誤解がある」として、新基準でどこまで行けるかを調べるもので、基準を緩和するとかはまったく考えていないと答えました。

 また、ディズニーランド等の入場券付で高速乗合のような運行をしている事例を指摘、抜け道を許さない対応を求めたのに対し、省側も情報を知らせてほしいと応じました。

 




自 交 総 連